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脱毛症の原因となる薄毛と脱毛、抜け毛

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普通なら毛の生えてくるところに毛がないのを医学的には「無毛症」といいます。生えていた毛がなんらかの原因で抜けるのが脱毛症です。

脱毛の原因はさまざまですが、急性の感染症などで脱毛することもあります。しかし、多くの場合、病気が治り体力が回復するに伴って、自然に毛が生えてくるのです。
自然な抜け毛、いわゆる「自然脱毛」は誰にでも起こります。ヘアサイクルのところで説明したように、髪の毛には一定の周期があります。髪の毛が育つ成長期から成長が止まる退行期を迎えた髪の毛は、休止期になって新しく生え変わるために抜けていくのです。
一般的に髪の毛は1日50~100本ほど抜けていますが、春や秋などの、いわゆる抜け毛が増える季節では1日に200本以上抜けることもあります。
これに対して、自然脱毛の範囲を大きく超えて抜け毛が増え、それが継続している状態を「異常脱毛」といいます。異常脱毛の初期段階では、髪の毛が細くなりコシがなくなったり、頭皮が赤みを帯びてくるなどの症状が出ることが多いのが特徴です。抜け毛が増えたり、髪の毛の太さやコシなどの変化に気づいても、一時的なものだろうと楽観視して放置してしまいがちですが、症状によっては急激に薄毛が進行することもあります。
ひとくちに「薄毛」といっても、男性型脱毛症(AGA)のほかに、さまざまな種類や症状、原因があります。その主なものを簡単に説明しておきます。

O円形脱毛症
円形脱毛症は、俗に「十円ハゲ」といわれる、突然できる脱毛症です。
円形脱毛症は、なんの兆候もなく始まります。円形ないし楕円形にハゲている部分は10円玉くらいの大きさと思われていますが、個人差があり、多くの人では、気がついたらハゲていたというのが特徴です。脱毛症とそうでない部分の境界がほっきりとし、脱毛症のところには毛穴が残っているのが特徴で、これはやがて髪の毛が生えてくることを意味しています。また、脱毛斑の周囲の髪の毛を軽く引っ張っただけで簡単にぽろっと抜けることがあります。これは脱毛斑が、やがて周りに広がる可能性があることを示唆しているのです。
円形脱毛症は、かつては自律神経の失調のために起こる精神的ストレスが原因だと有力視されていましたが、近年では「自己免疫疾患」によって引き起こされると考えられています。自己免疫疾患とは、外部からの侵入物を攻筆することで私たちの体を守っている免疫系機能に異常が生じ、自分の体の一部分を異物とみなして攻撃してしまう病気です。
円形脱毛症は、攻撃をつかさどるTリンパ球が毛根を異物ととらえて攻撃してしまうために発症すると考えられ、その攻撃によって毛根が傷んで、元気な髪の毛でさえ突然抜け落ちてしまうのです。しかしなぜそのような異常が生じてしまうのかについては、まだはっきりとした原因は解明されていません。

 

円形脱毛症には大きく分けて、単発型、多発型、全頭型の3種類があり、最も多くの人に見られるのが単発型です。20歳未満で発症するケースが多いといわれています。単発の場合では、半年から1年以内で自然に治る確率は80%以上です。
多発型は、頭皮に2つ以上発生するタイプです。単発型に比べて脱毛斑が拡大することもあり、症状が改善するのに時間がかかりますが、ほとんどの場合は自然に治癒します。
全頭型は、全部の髪の毛が抜け落ちてしまう円形脱毛症です。円形脱毛症の患者さんの約1割が全頭型に移行するといわれているのです。完全に治すのに時間がかかり、副腎皮質ステロイド薬の投与などで治療します。このほか多発融合型など脱毛が全身に及ぶことがありますが、他の病気が隠れていることもありますので、医療機関を受診するようにしましょう。
医療機関では、円形脱毛症が自己免疫疾患であることから、免疫機能を抑制する働きのあるステロイド剤を用いた治療法が広く用いられています。ステロイドの塗り薬や内服薬など、症状に応じた治療法がとられています。

円形脱毛症の治療に民間療法や鉱灸治療、さらには睡眠療法や漢方薬を使ったものなど、それこそ千差万別ありますが、いずれも科学的に検証されたものではないので、改善効果は期待できないと思ってください。

 

o代謝異常性脱毛症
代謝異常性脱毛症は新しい脱毛症の一つで、ホルモンバランスの軋れや食生活の偏り、無理なダイエットなどの生活習慣が原因と考えられています。また、タバコやアルコールの過剰摂取、環境ホルモンなども関係するとされているのです。
代謝異常性脱毛症で抜け落ちた毛髪の毛根部は非常に複雑な形をしていて、ゆがんだり、ぐるぐる巻いていたり、さらに極端に細くなっていたりしているのが特徴で、毛根の成長期になんらかのダメージを受けたのではないかと推測されます。
対策としては、規則正しい生活やバランスのとれた食生活など生活習慣の改善が重要になってきます。

 

o神経性脱毛症
神経性脱毛症は新しい脱毛症の一つで、ストレス過多などの精神的なものが影響して起こり、ストレス性脱毛症とも呼ぼれます。脱毛の部位とそうでない部位の境界線がはっきりしないことが多く、ジグザグな形状をとることが多く見られます。
主な原因は、ストレスや不安などによる精神的な部分が影響したものと考えられていますが、ひどくなると髪の毛だけではなく、全身の脱毛を招くことがあるので注意しなければなりません。
原因となったストレスや精神的なものを取り除くことで治癒しますが、原因が不明な場合は長引くこともあります。

 

O圧迫性脱毛症
圧迫性脱毛症は、帽子やへルメットなどを長時間かぶることによる圧迫などの外的な要因で起こる脱毛症です。外部からの髪の毛への過度な負担が原因です。帽子やへルメット、ときにはかつらの着用が原因で脱毛が進むこともあります。
圧迫する原因となっている帽子やへルメットなどを取り除いて対処しますが、仕事柄どうしても帽子やへルメットが欠かせないというときは、できるだけ外せるときには外すようにし、髪の毛へ負荷をかけないようにします。また、帽子などをかぶったままだと頭皮が蒸れてしまうことがありますので、空気を通すことも大切です。
薄毛隠しのために帽子やカツラをかぶっている人も注意しましょう。
o牽引性脱毛症
牽引性脱毛症は男性よりも女性に多く見られる脱毛症です。髪の毛を長時間きつく束ねたり、縛ったりすることが原因となります。編み込み型のエクステンション、ポニーテール、ひっつめ髪などのへアスタイルは要注意です。さらに、くせ毛や縮毛を伸ばすためのへアアイロンも髪の毛が強く引っ張られるので、使用には気をつけるようにしましょう。牽引性脱毛症の予防には、毎日、締め付ける髪型にはしないようにし、分け目も変えるなど同じところに過度な負荷がかからないようにしましょう。
O粗糠性脱毛症
粗糠性脱毛症は、シヤンプーや整髪剤が合わなかったり、すすぎが不十分だったり、また整髪料の使いすぎなどが原因となります。その結果、頭にフケが多くなって毛穴の出口をふさぎ、毛母細胞に栄養が届かないため、毛根が緩んで髪の毛が抜けていくのです。そのほかにも、ビタミンAやたんぱく質の不足、不規則な生活習慣、アレルギー体質などでも起こります。前頭部から頭頂部にかけて脱毛が始まり、次第に拡大するのが特徴です。
フケがたくさん出て脱毛しただけでは、粗糠性脱毛症とはいいません。粗糠性脱毛症はフケがカサブタ状になり、毛穴をふさいでしまうほどの異常が発生する疾病です。頭皮は赤く、かゆみも伴い、髪の毛は細く乾燥してしまいます。

 

O脂漏性脱毛症
脂偏性脱毛症は、過剰に分泌された皮脂が毛穴をふさいでしまうことで、細菌やダニなどが繁殖して炎症や化膿を起こして抜け毛になる脱毛症です。
皮脂の分泌が特に活発になる思春期や成長期の男性に起こりやすく、食の欧米化など食事や生活習慣が原因とされますが、男性ホルモンの異常分泌が関係するといわれています。
フケによって毛穴がふたをされた状態になると、毛包内の皮脂が表面に出られず、その結果、毛包内を逆流し毛乳頭が脂まみれになります。この脂によって血液中の栄養素が毛母細胞に届かず髪の毛が抜けるのです。
また、シャンプーやリンスに含まれる添加物であるセタノールやシリコンなどが毛穴の出口に残留または蓄積して毛穴をふさぐと、同じような脱毛症を引き起こすことがあります。

 

o薬剤性脱毛症

髪の毛は、へアサイクルを繰り返して成長していきます。ところが、それを阻害するのが薬です。薬には副作用がつきものですが、副作用によって髪の毛が抜けることがあるのです。
皆さんは、抗ガン剤の影響で髪の毛が抜けるという話を聞いたことがあると思います。
抗ガン剤は細胞の分裂を抑制する薬です。抗ガン剤が投与されると、細胞分裂を繰り返して成長している成長期にある髪の毛が大きな影響を受けます。つまり、抗ガン剤によって細胞の分裂が抑制され髪の毛が抜けてしまうのです。
もちろん、抗ガン剤の投与量や種類によって脱毛する速さや範囲は異なります。また個人差もあるでしょうが、脱毛の範囲も広くなるようです。まつげや体毛にも影響を与えますが髪の毛ほど成長期の割合が少ないので、それほど大きくは目立たないといわれています。
さらに薬剤によっては、休止期の毛髪に影響を与える薬剤もあります。高血圧の治療などに用いられる血糖降下薬をはじめ、あらゆる薬剤が毛髪になんらかの影響を与えるといわれているのです。もし、処方された薬を飲んでいて抜け毛が目立つようなら、一度かかりつけ医に相淡するとよいでしょう。

 

oびまん性脱毛症
びまん性脱毛症は、髪の毛全体が薄くなるのが特徴です。徐々に進行するのでなかなか気づきにくく、気づいた時にほ症状がかなり進行していることが少なくありません。男性
型脱毛症(AGA)の女性版で、別名「女性型脱毛症(FAGA)」と呼ぼれます。
女性ホルモンは年齢とともに少しずつ減少し、閉経を迎えるころには急激にホルモンバランスが乱れてきます。いわゆる更年期障害が発症するのもこのころです。AGAの原因となる男性ホルモンが優位になるので脱毛も起こりやすくなります。さらに頭皮の潤いを保っていたコラーゲンや皮脂も減少するため、頭皮が乾燥して脱毛につながると考えられているのです。
そのほか、ダイエットや生活習慣の乱れ、過度のへアケア、ストレスなども脱毛に関係しているといわれ、これらの原因さえ解消できれば症状が改善されやすいのが特徴です。

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